うなぎ

病院坂の首縊りの家のうなぎのネタバレレビュー・内容・結末

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

とある写真屋に祝言の写真を撮ってくれと謎の美人から依頼があり、写真屋が迎えの変な男に連れてかれた場所が病院坂の首縊りの家と呼ばれる昔女が首を吊った廃墟の屋敷。朽ち果てた屋敷内にいたのは、どう見ても正気じゃない花嫁だった。

序盤の廃墟での目が逝っちゃった花嫁と不気味な男の祝言の写真撮る場面から、原作の不気味すぎて強烈な表紙の雰囲気がめちゃくちゃ出てた!
見終わった後に悲しい気持ちになって原作調べたら内容がかなり変わってるのか。
映画の方が情緒と血みどろのチークダンスが奇跡の融合してたから好き。
殺害シーンがことごとく血みどろブシャー。首しめられて口からゴブっと血泡を吐くのも包丁ダンダンダンからの首チョンパも頭をガーンもどこもかしこも出血量が半端ない。
これまでの傾向とキャストで変な目線を持ってしまったので、犯人が誰かはすぐ分かってしまったけど、その動機が想像以上に壮絶でキツかった。
あと金田一耕助のお手伝いをしてくれた写真屋の弟子がやたらイケメンだと思ったら若き日の草刈正雄!?草刈さーーーん!!

思ってた以上に泥沼の悲しい話で、犯人の最期の場面の美しさに金田一さんさよならの余韻も吹き飛んでしまった。
最初と最後のお爺様はリアル横溝正史御大だったのか。
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