よしおスタンダード

カルメン純情すのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

カルメン純情す(1952年製作の映画)
3.5
No.3963

日本初のオールカラー映画『カルメン故郷に帰る』の続編。

続編なのにモノクロに戻ってるという(笑)。

それはそうと、とにもかくにも、妖怪のような形相で終始まくしたてる三好栄子のインパクトが凄すぎて、他になにも覚えていないw

子供に見せたら熱を出すなw

主役を食っちゃうどころか、完全にこの人の映画になっちゃってる・・。

まさに「邦画史上に残る屈指の怪役・怪演・怪物」。

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他にも、やたらと原爆を連呼する東山千栄子も怖すぎるし、

そもそも画面がずっと「斜め」に傾いてるので、どこまでも気色悪い映画になっている。

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また、出演シーンは短いが、堺正章の父・堺駿二が、カルメンの相手役として出てくる。

木下恵介は作風が幅広いが、こういう、良く言えば「前衛」、悪く言えば「策に走ったあざとさ」が目につくと、

ちょっと、うーんって感じ。私はあまり好きじゃない。