Kaito

百万円と苦虫女のKaitoのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.7
正月、おじいちゃんちでぐでたまみたいになってたら、尋常じゃなく蒼井優が観たくなって観賞。

ふがいない僕は空を見た、ロマンスのタナダユキ作品。

いろいろあって前科者となってしまった主人公の鈴子は、地元も実家も居心地が悪くなり、働きに働いて100万円貯めて東京を出る。

一人遊牧民、流れ着いた土地で部屋と仕事を探し、100万円貯金できたらまた別の土地へ移住するシステム。

もともと人付き合いも苦手なうえ前科者、極力他人と馴れ合わず、両親にも一切連絡せず、いろいろなものから逃げるように転々と旅を続ける鈴子。
けど実家の弟へだけは欠かさず定期的に手紙を送った。

その弟もまた、学校で酷いいじめにあってて、いじめっこと別の学校に進学するために中学受験の勉強に励んでいた。

姉弟ともに現実逃避。
だけどそんな二人が最後には変わろうとする。
結果オーライとはならないとしても、まぁそれもまた人生だ。
蒼井優は素晴らしい女優だ。それだけで良い映画だ。

あと、森山未來、ピエールさん、堀部さん等々、脇がとても善き脇でございました。
終わり。
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