ドラえもんのび太の地球交響楽

悪名波止場のドラえもんのび太の地球交響楽のレビュー・感想・評価

悪名波止場(1963年製作の映画)
4.1
日本映画専門チャンネル 9/6放送分

『勝新太郎「悪名」シリーズ完全放送』

前作のラストからそのまま続きものになっていて、ニセ清次の藤田まことさんもちゃんと意味のある役になってる。

朝やんがあんこ(日雇い)になって労働してる貴重な姿が見られる。裸も多め。酒を無理矢理飲まされるときの顔芸が素晴らしく良い。今回も前作に続き河内音頭を2度も披露してくれる。

バーでソウルフルな歌を聞かせてくれる《歌う女》役は青山ミチさん。あの『涙の太陽』をヒットさせ、他にはお蔵入りになったという『風吹く丘で』(「亜麻色の髪の乙女」の原曲)もある。

悪徳会社の鬼瓦の吉を演じるのは、男はつらいよシリーズの冒頭の夢パートに悪者でよく出てくる吉田義夫さん。水責め可哀想。

清次とアメリカ人の子供マリ(ジニー・マリッチ)との触れ合いも可愛らしい。

良い歌も聴けて楽しめる娯楽作品。


〜あらすじ〜

前作「悪名市場」に続いて森一生が監督した「悪名」シリーズ第7作。麻薬中毒の女を助けるため、名コンビ・朝吉と清次が町を食い物にする鬼瓦一家に立ち向かう。四国から帰る船上で、朝吉(勝)と清次(田宮)は清次の名をかたる男・三郎(藤田)と出会う。悪事をはたらくのは自分の妹のためと弁解する三郎。その妹おとし(紺野ユカ)は、鬼瓦一家が密輸する麻薬の中毒になっていた。さらに三郎は一家から大金を盗み、姿をくらます…。(日本映画専門チャンネルより)