TATEO

年をとった鰐のTATEOのネタバレレビュー・内容・結末

年をとった鰐(2005年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

原作の翻訳者はバタイユの訳者として有名な出口裕弘。ということで、やっぱりエロティシズムについての寓話と解釈したくなる。食べてしまった時の快感とかまさしくそう。肉欲と愛の対立。三度ある夜のシーンでタコの足を食べるたび、鰐は赤くなっていく。鰐の体が赤くなるのは、肉体的のみならず精神的にもタコを食べて血肉としていたということの表現かな。まあ、思い出があれば老人は生きていけるしね。
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