サトモリサトル

ウホッホ探険隊のサトモリサトルのレビュー・感想・評価

ウホッホ探険隊(1986年製作の映画)
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タイトルだけみると「どんな映画だよ⁉︎」と思うけど、実際の内容はある家族(というか夫婦)が離婚へと向かっていくまでを淡々と描いた物語。

脚本が森田芳光なんだけど、彼自身の監督作よりも台詞の面白さを感じつつくどくなく観られる。
十朱幸代はバリバリ働くお母さん。作る料理もとても美味しそうだし、非の打ち所がない感じ。
でも離れて暮らしてると男は他に女を作ってしまうものなのかな。
田中邦衛は声がすごくダンディだよな。
電話口からの声だけで仄かな色気を感じる。
この2人が夫婦って何か釣り合わなくないか?と観る前は思ってたけど、画面で2人並んだのを観たら何の違和感も無かった。

息子役の子役2人も良い感じ。
お兄ちゃんの方が、お風呂に入って鏡を見ながら髪をとかしているシーンが好き。
「僕はクラスで1番のおしゃれなんだから」って言うけど、ホント何時間風呂に入ってるの…。

80年代の映画も現代にはない独特の空気があって良いなあ。

2017.7.27 WOWOW(録画)