「仕掛け」がいっぱい出てくる映画。車、バーのカウンター、ピアノ博物館、救命着、ボート、釣竿、テントなどなど。
1940年代と比べると酷なのだが、役者のテンションがTVっぽいような気がする。ヒロインが弱い。主人公を助ける爺さんたち(=『教授と美女』)、カモを見つけるとカタコトになるインディアン風の男、ヒロインの秘書役のドイツ人女性(=『赤ちゃん教育』と同じギャグを繰り返す)などが面白い。血縁関係の人間が出てこないのが、ホークスらしい。プロフェッショナルではなくアマチュアリズムの話というのも興味深い。