SunO2さんの映画レビュー・感想・評価

SunO2

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パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

4.0

『彼女たちの舞台』のスピンオフ的な、『北の橋』的なバイクに乗る女が主役のリヴェット全部載せ定食。劇場の音がデカめで低音が足下から伝わってきて感動。バイク便の事務所の裏、舞台装置作ってる工房の音もイイ。>>続きを読む

デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.0

MV出身の監督らしい。ウェルメイドではないが内容と役者は良い。

ファミリー・プラン(2023年製作の映画)

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コレもAppleTV+。ゴーステッドよりカッチリした作りなのが逆にタチが悪い。家族を連れて、過去を隠しつつ元殺し屋が追っ手から逃げるハナシ。家族にバレない様に振る舞う親父が可笑しいので、最後まで隠し通>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.0

他殺か自殺かの裁判で著名な作家(母親)一家の過去や知られたくないアレコレが明るみに出てくるという法廷劇で、内容はともかくショットの7割以上がバスト〜クローズアップで単調(無論数えた訳では無い)。住居空>>続きを読む

Immaculate(原題)(2024年製作の映画)

2.5

イタリアロケ、伊米合作。修道院+マタニティホラー。言葉の壁のせいか肝心のとこがよく分からず。S.スウィーニー以外ほぼイタリア人キャストで固めてて、修道院の雰囲気とか中々良いが細かい所を誤魔化してる感が>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

2.0

全体的に演出放棄、やる気無し。途中のバスチェイスとクライマックスのスクリーンプロセスが割とオモロかった。可も無く不可も無くのクリエバ。無理有り過ぎのアナ・デ・アルマス。キチンと見た事ないがアンディ・シ>>続きを読む

史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜(2022年製作の映画)

4.0

理想と現実の違いというのは体験して初めて分かる事であり、終わってみるとビールが何かの暗喩の様にも思えるがそれが何かは分からない。少し頭の良い人達は、ベトナム戦争が無益だと知っていたが、それでも、戦争の>>続きを読む

フィンチ(2021年製作の映画)

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既視感しかない終末SF、あちらこちらからヴィジュアル、アイデア、プロットをパクってプライドも何も無いのか。オマケに犬とロボット。イヌとの出逢いの経緯まで丁寧に説明するくだりがどうもウソくさい。創造力の>>続きを読む

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

4.0

朝早く起きないし家事もやらんという超タカピーな金持ちの令嬢が素性のよく分からない事業家と結婚。男の実家で暮らし始めるが、色々衝撃の事実が発覚する。男の過去も趣味もあり得ないし通常そこで終幕だろうが映画>>続きを読む

A Brief Vacation(英題)(1973年製作の映画)

4.0

寒々しいミラノから目にも麗しい雪山へ。母夫弟子供を一人で支えるプロリンダ・ボルカン。鳴らない時計に壊れた水道、過酷な工場勤務で心身ともに疲れ果て、天国の様なアルプスのサナトリウムへ。療養中の歌手や、モ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

目まぐるしいカッティングに絶え間なく音楽が流れ続け、ショットはおろかシーンすら感じられない予告編のような3時間。時系列の錯綜?というより単純に取り調べシーン〜回想の繰り返し。原爆の脅威も産みの親の罪悪>>続きを読む

ギフト(2000年製作の映画)

4.0

3人の子持ちシングルマザー=ケイト・Bが素敵すぎ。赤ん坊の抱き方とか日常的な動作がイイというか、子持ちが板についてる。トラウマ自動車工との友情。貧しいけれど素敵なお家、ボロボロの黄色いアメ車(『死霊の>>続きを読む

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

3.5

テンプレすぎる脚本だが細かい描写が中々イイ。A.ダダリオの出のショットは、グラサン+プール。自転車持ってきて、といいつつ全く使わず。ビル倒壊で嫁が逃げ惑うところで、再婚相手の嫌味な姉(カイリーミノーグ>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.0

夢見る様な、心踊るような事は何一つ起こらない。個展が迫る(〆切に追われる)、飼いネコがハトを怪我させて、かくまう羽目になる、給湯器が壊れ風呂に入れなくなる。父母兄弟バラバラに暮らしつつ、仲違いというわ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

近未来というよりは昭和初期。どことなく伊福部昭を思わせる劇伴、多分丸尾末広のファンに違いないと妄想。基本ムーンライズと似てて、ガキどもが大人に反逆する話。新学期操行ゼロ的な。

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マッドヴィクトリアンファンタジー的な。首無しのままでいて欲しかった...

唇からナイフ(1966年製作の映画)

3.0

話がよく分からず。各シーケンスがつながってる様なつながって無いような。主人公、政府筋、悪党、それぞれがペア。連続活劇的な感じ?と思ったが、本当はよく知らない。モニカ・ヴイッティはコメディの方がいいなぁ>>続きを読む

ストレイ・ドッグ(1984年製作の映画)

-

主演ビル・ライス。画家の男がファン?の変な男に犬のように(擬人化?)付き纏わられて、アトリエまで連れてきてしまうが、男は勝手に腕がもげたり流血したりするといういつもの感じ。

真実(2019年製作の映画)

4.0

煙草スパスパふかして、一歩歩けば毒を吐かずにはいられないドヌーブがサイコー。NYから旦那付きで帰ってきた娘(ビノシュ)に向かって「昨晩は何回ヤッたの?」。孫娘がはじめの方リアルにヨソヨソしかった。自伝>>続きを読む

エヴァグレイズを渡る風(1958年製作の映画)

4.5

フロリダ自然保護区(湿地帯)の密猟一家VS鳥類学者の青年。密猟者が絶対悪なのでは無く消費する社会ありきで...はともかく対立する者達が争ったまま、なし崩し的に奇妙に和解していく様が如何にもこの監督らし>>続きを読む

ユー・キルド・ミー・ファースト(1985年製作の映画)

4.0

食卓には七面鳥。買ったばかりのハンドガン見せびらかすキチガイオヤジ。パンクスの彼氏をバカにされ、絵のセンスもバカな家族には理解できない。両親のSEXなど見たくも聴きたくもない。姉のヘアカットは山火事並>>続きを読む

フィンガード(1986年製作の映画)

5.0

ちんこシゴきながらデリヘルに電話するキチガイ。黒電話シブすぎ。デリ嬢は、ガチハマりのリディア・ランチ。オシャレ感ゼロの野蛮なファックからのフィストがっつり入ってビビる。今からイイトコ連れてってやるぜの>>続きを読む

四季を売る男(1971年製作の映画)

4.0

才能がない夢もない金もない。一番ないのは自尊心。日銭のため売るものもない。家族には馬鹿にされ続け居場所がない。そしてあらゆる事がつながっていない。音楽もない。多分どこかで既に死んでいたのだ。無を描こう>>続きを読む

悪夢のブラッディ・ウィーク(1989年製作の映画)

4.0

IMDbのトップレビューの方が「80年代はパラレルワールドかなんかで未だ進行中で、スラッシャーを作り続けているんじゃないか」と書いてたが、正にそんな感じ。当時見るより、今見ると妙に新鮮というか。

>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

『ミークス〜』のように彷徨い、『ウェンディ〜』のように足止めを喰らう。たどり着いたのは、『オールドジョイ』のような森の中。

晩夏、初秋、緑の中に枯れ葉。きのこ狩り〜出会う異人は裸。自給自足、というよ
>>続きを読む

不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

4.0

お話はショートショート的な小話。『軽蔑』みたいな使い古しのオープンセットで撮ってると想像。尺の関係か、途中で撮影が頓挫したか何かで(想像だが)フェルナンド・レイのパートはほんの一瞬だけ。切り返しもツギ>>続きを読む

恐怖の足跡(1962年製作の映画)

4.0

主人公は教会のオルガン奏者。アップになると斜視が強調されて強い印象が残る。多分素人なんだろうなという感じの下宿の叔母さんも理不尽?にキレる神父もいい顔。セリフを「言ってます」って感じの演技と妙に端正な>>続きを読む

薔薇色のロレーヌ(1970年製作の映画)

4.0

髪は真っ白、肌も青白く歩くのがやっとのミシェル・シモン。助手?の男と大きなお家で二人暮らし。遠戚ですらない娘が居座り、男を連れ込むわ、パーティするわで大騒ぎ。ヨロヨロと歩くシモンが確信的なのに対して、>>続きを読む

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