福福吉吉

ロボコップの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
4.0
◆あらすじ◆
デトロイト市では凶悪犯罪が蔓延る中、警察の運営がオムニ社に委託されていた。警官のマーフィは転属初日、マフィアのクラレンス一味を追跡中、撃たれて死亡する。マーフィは救急で運ばれて人間の頭脳を持つロボット「ロボコップ」に改造される。ロボコップは活躍を見せるが、マーフィの記憶が蘇ってくる。

◆感想◆
マーフィが死亡後に改造されてロボコップとして活躍するストーリーとともに、警察を牛耳るオムニ社内部の権力争いのストーリーが絡み合って独特の展開を見せる作品になっており、ロボコップの始まりの物語としてインパクトの強い作品となっています。

近未来のデトロイト市を舞台にしており、警察を運営するオムニ社が犯罪を取り締まるロボットの製造を計画しているところから始まり、副社長のジョーンズの開発したロボットのED209が失敗したことから、ボブの研究している「ロボコップ」にチャンスが転がってきます。そこで運悪く死んだマーフィが利用されてロボコップが誕生するという繋がりになっており、オムニ社内の権力争いとロボコップが繋がっており、それが最後まで影響していくストーリー展開はとても良く出来ていると思いました。

ロボコップとなったマーフィはその独特の所作が印象的で、動きのぎこちなさが上手くロボットらしさ(私が勝手にイメージしているものです)を出していて好きです。また、ロボコップの使う銃の射撃音がとてもカッコ良いです。

ストーリー後半では、ロボコップはよみがえった自身の記憶を頼りにマーフィの最後を追い始めます。ここからクラレンス一味とロボコップの死闘が始まり、ラストまで一気に進んでいくので、とても楽しかったです。

1987年の作品で映像としては古いですが、それでもロボコップの個性がよく出ていて、見応え充分の作品となっていました。とても面白い作品でした。

鑑賞日:2024年2月13日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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