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ロボコップのLIBROのレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
4.5
グロテスクかつスタイリッシュでテンポ良く進むアクション映画だが、カメラアングルも秀逸で、今見るとかなり奥深い作品に感じる
企業・社会・政治の風刺が凄く、映画に度々出るニュースの話題やCMも、当時の時事をかなり風刺していて、世界中でレーガン・サッチャー・中曽根と小さな政府がスローガンになった80年代にタイムリーな民営化とリンクするように、作中でも警察が民営化されており時事ネタ盛りだくさん
当時は冗談のようだったサイボーグ化や電脳化も、ロボコップのレベルでは無いが、技術発展している。今も模索中の機械と人間のあり方に、娯楽作品でありつつ1つの答えを出そうとしたというのは考えすぎかな?
シリーズ続編が人間と機械との葛藤という、ロボコップにおいて核となる要素を省いた、単なるドンパチ映画になったのはつくづく残念
【余談】
ロボコップのデザインは「宇宙刑事ギャバン」を参考にした。そのためフォルムから何から酷似している
エミールが有毒廃棄物で身体を損傷した時の彼の外見は秘密だったので、その後の共演者達の反応は全て初見
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