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KOTOKOのfuiのレビュー・感想・評価

KOTOKO(2011年製作の映画)
5.0
これはcoccoにしか演じられない 
とにかくこの映画が大好き というか、彼女の事が本当に好き 華奢な体から信じられない程のパワーを感じる そこはかと無く死の匂いが漂うけど同時に誰よりも強い生命力も感じる
愛してるからこそ、愛が強すぎるからこそ湧き上がるエネルギーが思い通りにならず暴走してしまう 器用に上手く手を抜いたりとか出来ないし、手加減無しに全てを注いでしまう
あまい声と力の抜けた表情が琴子自身の中のやわらかさを現してて、どれだけ酷い事しても暴言吐いてもずっとやわらかい だから人より何倍も強くいなきゃ、守りたいものが守れない 

普通の生活も儘ならない程もうボロボロなのに離れて暮らす大二郎の前ではまるでスイッチがあるかの様にとびっきりの笑顔に変わる感じとか、
ペンの色や力に自分が現れる感じとか、自分かと思った
沖縄のこと、戦争の事とか含めもっと大きな視点で見たら、また見え方が変わる映画

取り敢えず2回観た
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