このレビューはネタバレを含みます
緒形拳演じる作家が放蕩の限りを尽くす。
現実を直視せず、女性にすがる姿は
男のどうしようもない所を凝縮してるよう。
でも魅力的なんだなー。
「全く人間って生き物は馬鹿なことをやらかすんですよ。死ぬ程惚れて一緒になった彼女を殺しかける程、喧嘩したり。でも綺麗な景色なんかを見るとスーっと心が晴れて彼女にも見せてやりたいなんて思っちゃうんだ。全く馬鹿な話なんだけど、でも僕はそんな馬鹿なところを大事にしたいですね。色々な悲しみや苦しみをさえ楽しみながらおめでたく生きていきたい。」
この台詞が素敵だった。
最後の最後は本妻強しでまとまるから、なんだか爽やかに終わるが、ちょっと男性の理想的な人生過ぎる脚本かも。
松坂慶子が美しすぎた。