火宅の主を演じた緒形拳の生き方と友人の太宰治との交遊関係が事実とは言え実に面白い。愛人が多かった壇一雄。愛人のひとりであった小森のオバチャマはこの作品の公開時にどんな評論コメントしたのか気になります…
>>続きを読む中年の緒形拳の色気にKO。こんなにエロい丸メガネは唯一無二。やることハチャメチャだけど、常にですます調の会話もツボ。酷いけどチャーミングなのがニクい。。
「山の上ホテル」も良い情感を添えててオサレ。…
「火宅」とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す。
緒形拳さんは相変わらずこ…
このレビューはネタバレを含みます
第10回日本アカデミー賞受賞作。
檀一雄の自伝小説とのことであるが、そもそも檀一雄なる作家は知らなかった。
家族を顧みず、愛人に溺れ、旅の途中で別の女と放浪するという、どうしようもない作家を描いてい…
火宅の人というのは、浮気で炎上してる人のことらしい。桂一雄という太宰治の友人で自身も作家である本作の主人公は、実際に太宰と交遊し、『小説太宰治』なる書物を書いた檀一雄本人である。そうした火宅の作家で…
>>続きを読む破天荒破廉恥破滅的な役をやらせたら昭和一番の緒形拳さん、20代の原田美枝子や松坂慶子、石田あゆみが昭和女優のオーラを纏って演じる檀一雄原作実話の問題作の一本。😳実子の壇ふみが出てるのも興味深いが、五…
>>続きを読む深作欣二監督作品。檀一雄(檀ふみの父親)原作の同名小説の映画化。「逆噴射家族」の神波史男と「上海バンスキング(1984)」の深作欣二の共同脚本。緒方拳、いしだあゆみ、原田美枝子28歳、松坂慶子34歳…
>>続きを読む檀一雄の自伝的小説の映画化。
後妻と5人の子供がありながら、新劇女優と関係を持ち同棲。
妻との別居、愛人の妊娠を経て、放浪の旅へ。
救いようのない最低な男も、緒形拳が演じると愛すべき優柔不断な男に思…
東映