やすい

ハワイ・マレー沖海戦のやすいのレビュー・感想・評価

ハワイ・マレー沖海戦(1942年製作の映画)
-
東宝系の戦中の戦争映画と60年代くらいまでの娯楽戦争映画は、映画としては全くと言っていいほど進化もないし変化もないと正直思うが、唯一で最大の違いは愛国的イデオロギーが画面の内と外に実際にあるか記号と化しているかどうかで、戦中の戦争映画には確かにその異様さが漲っている。しかしながら戦後の映画にも、ただの表層的な記号の表象とは言えない愛国イデオロギーの残滓が漂っていて、決して漂白されてる訳ではないとは言える。パチンコ屋で軍艦マーチ流れてる時代だし。その辺の、いわゆる"戦後民主主義"的な時代感はいまいち掴みきれない。ただ単に戦中世代の老人と焼け跡出身の大人、ラブアンドピースの若者が同じ時代に居て、戦中派が映画産業を担ってたって話だろうか。
それはそうとこの映画は体感3時間くらいだった記憶がある。
やすい

やすい