仮想空間

噂の女の仮想空間のレビュー・感想・評価

噂の女(1954年製作の映画)
3.5
溝口作品では「画面内で歩いて来る/去る」動作がメインに据えられるがこの作品では「フレーム内で留まる/去る」要素も押し出されており、加えて代名詞のロングショットのほかにミディアムショットなどが加えられたことによる表情のディテールについても考えさせられる
ドビュッシー「アラベスク」がいきなり流れ始めたあたりから物語の速度がぐっと早まるがその性急さは否めない
仮想空間

仮想空間