テキサスの片田舎のうらぶれたホテルに、一人の女性が泊まりにくる。近くの娼館から追い出された新米娼婦だ。
しかし、それを知ったホテルのオーナーのジャドは突如として怒りだし、娼婦をクワでグサグサ!生きたまま、ワニの餌にしてしまう……
その後、何かの歯車が外れたかのように、次々に泊まりにくる客をかまで襲いだすジャド!!
襲うワニ!!
「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督がハリウッドに招かれた監督第2作目の作品!! 実話が基になっています。1976年作品。
特に前半が良かった。
親子連れの父親が、卑屈のあまり、頭が変になるシーンは最高だった!!突然気が触れたかのようにおかしくなる。そのアップ!! 夫婦のケンカ! すごい良い!!怖い!!
狂気と不安感に満ち溢れてた!!
そして、それほど直接的な殺害描写はないのに怖がらせるのは、さすがトビー・フーパーだと感じた!!
じっとりとして、暗闇の霧に包まれたホテルも、安いセットながらも雰囲気はあるっちゃある。霧のお陰かな
赤く照らされた照明も良い。
常に流れる不協和音も不安感を醸し出す。
ジャドの狂った演技は素晴らしく、狂気そのもの。かまで首刺したかと思えば、その姿を見ておののき、直後に笑いだす!! おかっぱ頭が気持ち悪い(笑)
ただ、正直なところ、殺し方がワンパターンなのと、ワニがちゃちいので、後半はちょっと間延びしてしまったのも事実。
親子の母親に、悪魔のいけにえのヒロイン、マリリン・バーンズ!!
地元の不良に、エルム街の悪夢のフレディのロバート・イングラント!!! 若い~~!!