Ryan

レッド プラネットのRyanのレビュー・感想・評価

レッド プラネット(2000年製作の映画)
3.8
映像新世紀



ストーリー
2050年。地球は環境汚染によって破壊され、人類の希望は新天地・火星に委ねられていた。だが大量の藻を送り込み、酸素を発生させるという火星地球化計画はデータ送信の不通という結果となった。


主演 ヴァル・キルマー


謳い文句は「科学的な考証を重視して構成された作品」しかし、内容が非科学的としてNASAは映画への協力を拒否したとされる。

この手のタイプで面白いのは久しぶり。
間違いなく非科学的だが、個人的にはエゴ丸出し映画「オデッセイ」より好きである。
確かに魅力的なキャラクターに欠けるかも知れないが、説明で一つ一つキャラクターの性格を説明しており、それだけで想像力が働いてかえって良かった。
珍しく性格"短気"が短気ではない。

展開はかなり読める。
読めるのだが安心してハラハラドキドキを楽しめる。
息が苦しくなるところもあり映画「ゼログラビティ」より心臓に良い。

特殊効果が特に最高でとても斬新かつSW
序盤の飛び立つシーンなんかまんまスターウォーズでテンションが上がると同時に「どうせ見慣れた人間同士の争いでしょ?」と馬鹿していたが、そうなりつつ早い展開に丁度良い心地よさすら感じた。

火星がとても魅力的に描かれており、非科学的だがとても面白かった。
ヴァルキルマーを初めて良いなと思えたしキャリーアンモスがとにかく美しかった。

個人的にかなり好きな作品であった。
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