3時間ほどある75年前の作品、しかし時間や時代の違いを気にすることなく観ることが出来る作品と感じました。さらに復員兵が直面する社会問題をテーマにした数少ない作品だそうで、その点でも観る価値ある。
しかも第二次世界大戦が終了してからこの映画が制作・公開されるまでのスピード感がよく考えたら凄すぎる。当時どういう状況や反響だったのか想像もつかない。
個人的には復員兵に対する周りの人々がかける言葉、特に仕事に関する会話はかなり複雑だないう印象で、厳しい現実が強く感じられた。
様々な状況に直面していく3人であるが、「なんとかなって良かった」という安堵感で迎えることのできる気持ちの良いエンディング。
