Milk14

Be Cool/ビー・クールのMilk14のネタバレレビュー・内容・結末

Be Cool/ビー・クール(2005年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

長いです。
これ、いろいろと面白い。(個人的な意見なので偏り等あります。)

まず、終始、特に前半から中盤にかけて、「毛」で笑いを入れるけど・・・しょっぱな出てくるヒットマンはズラ。次は植毛ネタ、挙げ句の果てには胸毛にまで言及する、けどさ、襟足がおっそろしいほど揃っちゃってるジョン・トラボルタがズラでしょや。しかもこれ、後半から、あんなに漆黒だった彼の髪(ずら?)が、不自然な・・いや自然色なちょいブラウンに変色されてる。(故意?それもギャグのうち?)

結構、シュールに人種に関わるジョークがはいってると感じたんだけど、ヌードル(パスタかな?とにかく長い食物)を音を立ててすすって、注意を受けたり、明らかに畳文化のからのソファギャグ。でも、これってバカにしてるんじゃなくって、ってのがすごく明白なのが黒人プロデューサーの演説?シーン。
面白いこと言うな〜。言ってやれ言ってやれ!って思ってググったら、やっぱり2005年 名台詞に載ってた(なんのサイトやら不明)これって何も黒人⇄白人だけを限って言ってないんだと思う。リンダのパフォーマンスが物語ってる気がする。

Have you lost your mind? I mean, how is it that you can disrespect a man's ethnicity when you know we've influenced nearly every facet of white America. From our music to our style of dress, not to mention your basic imitation of our sense of cool - walk, talk, dress, mannerisms. We enrich your very existence, all the while contributing to the gross national product through our achievements in corporate America.
It's these conceits that comfort me when I'm faced with the ignorant, cowardly, bitter and bigoted who have no talent, no guts. People like you who desecrate things they don't understand when the truth is you should say 'Thank you, man,' and go on about your way. But, apparently, you're incapable of doing that, so -- (he shot the man in the chest)...And don't tell me to be cool. I am cool! (Sin shot the man a second time) Racial epithets. Why does it always come down to that? Makes me sad for my daughter.

黒人になりたい、いわゆるwannabe もいて、シュールに社会派?いろいろ突っ込んでると感じた。
あと、アワードのプレゼンテーターにワイクリフ。ここの意味はわかりません。個人的に彼が好き。

最後に、スティーブン・タイラーかっこいい〜!エアロのライブシーンは酒を飲みながら何度か巻き戻して鑑賞。
アメリカっていう底知れない怖さを持つ国で、頂点を極めることも、そしてそれを保つことも難しい中、それを成し遂げたエアロには映像越しでもカリスマ性を感じたし、プレッシャーに苛まれてオーバードーズしたり、消えてってしまうアーティストがいる中、いきててくれてありがとう〜と感動。

と、この映画の感想は最終的にスティーブンで落ち着きました。
何度か挫折しかけたけど、このライブシーンだけでも必見。
I was Cryin' when I met you
Now I'm tryin' to forget you
Your love is sweet misery
I was Cryin' just to get you
Now I'm dyin' 'cause I let you
Do what you do to me

エアロのコンサートに行きたくなる。
Milk14

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