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スリーパーズのpeanutbuttermfのレビュー・感想・評価

スリーパーズ(1996年製作の映画)
4.2
いつもの遊びの延長で、行き過ぎたイタズラが人の命を脅かす事態になり、少年院に送られた4人の少年たち。少年院での生活は、周りからのいじめや看守からの性的虐待、身体的暴力。ここを出ても誰にも言うなよな、もうこの事は忘れて静かに暮らしたいって涙ながらに言うシーンでは、胸が締め付けられた。大切な少年期を意地悪な大人たちに踏み潰されて、それがたったの一年だとしても酷すぎる。大人になった4人は復讐を誓い、かつて面倒を見てくれていた神父と接触するのだがここで神父役のロバートデニーロの演技がギラッギラに光る。神父である彼が、神に背くのはどれだけ勇気のいることだっただろうか。唯一面会に行っていた立場だったのに、彼らの異変に気付けなかった後悔から出した答えは賛否両論あるだろうけれど、自分はこの答えを求めていたから、良かった。あとはみなさんおっしゃる通り大人になった役者さんの面影がなさすぎて、名前と顔が全く一致しなくてちょっと困った。ブラピLOVE。