モルグリス

スリーパーズのモルグリスのレビュー・感想・評価

スリーパーズ(1996年製作の映画)
3.8
復讐ではなく、ケジメをつける映画

終始ナレーションを通じて丁寧に物語が紡がれるので、没入しやすかった。

前半の少年時代と後半の成長後で別れており、それぞれ別々の緊張感があった

少年院での仕打ちに対する復讐を、一人一人に対して実行していくが
前半長尺で描かれた地獄の日々に対して、カタルシスが小さい

しかし、スリーパーズ(少年院上がり)の四人にとっても同じように
「やりきった」よりも「通過点を越えた」ような様子で、
「目をつむって、生きていく」しかない事が伝わる
(製作側が意図してるか知らないけど)

神父のその後を明らかにしていないのが、個人的には良かった
モルグリス

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