室園元

かいじゅうたちのいるところの室園元のネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃、寝る前に母に読んでもらった本だ。

自分勝手で寂しがり屋な少年マックスは、周りから思う様な対応をして貰えないばかりに拗ねて家出をする。近所の雑木林を抜けて畔にあった小さなヨットに飛び乗った。広い海を渡り辿り着いたのは怪獣たちが住む島だった。危うく彼等に食べられそうになったマックスは「自分は王だ」と嘘を言い、子供らしい命令(怪獣ダンスを踊ろう、秘密基地を作ろう、泥団子合戦をしよう)で怪獣達をまとめ上げる。
然し自分勝手で寂しがり屋な怪獣キャロルの過度な感情表現が皆の和を乱してしまう……

待って!怪獣たちにもアルファベット伝わるの⁉︎とちょっと野暮な事考えたりしてしまった。、

程度が大切。全ては程度。
僕も自分勝手な性格。己の写身を見ているようでドキドキした。

終わりの畳み方がいまいち。元々映画の為に作られた絵本でもないので期待するのがお門違いかもしれない。
室園元

室園元