つたんの夏休み

奇跡のつたんの夏休みのレビュー・感想・評価

奇跡(2011年製作の映画)
4.5
個人的にむちゃくちゃ好み。

夏。アイスキャンディー。習い事のスイミング。自販機の下に転がってる小銭。ポテチの残りカス。花火。憧れの先生。庭で育てたトマト。小さな冒険。兄弟。家族。奇跡。
すっごい懐かしいものが作品中に散りばめられていて、夏の匂いがするんですよ。夏の匂いっていうのはまぁ分かるでしょう?

子ども達が願いを叫ぶところはもうね…グッときますね…。
けど、なによりも良かったのは、最初は弟よりも子どもに見えたお兄ちゃんが一つ大人になったなって瞬間。
子どもって大人が思っているよりも大人で、と思ったらやっぱりまだまだ子供で。
みんな子どもなりに悩みを抱えてて、今思えばたいしたことではないんだけど。
そーゆうなんか色々が詰まってて、うまく言い表せないけど好きなんですよ。

お兄ちゃんにとっては、弟や妹にポテチの残りカスを譲るのも立派な成長の証なんです。だって美味しいもん。