swingingcurtain

キッチンのswingingcurtainのレビュー・感想・評価

キッチン(1989年製作の映画)
4.0
題名からは想像がつかないほど視覚的であり登場人物から溢れるキャラクター性に翻弄されながら最後まで濃厚な時間を過ごせた。
また舞台となる家庭はグロピウス自邸の洗練されたデザインと機能性を彷彿とさせるが、どこか経済的であり少し品の欠けたバブルを背景に突飛な考えを持つ人々の暮らしぶりをユニークに描く森田芳光には圧巻せざるを得ない。朝方外で遊ぶ子供に吐くセリフは映画史に残るのではないだろうか。