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いつかギラギラする日のnagarebosiのレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
4.0
平成だけど昭和感満載な作品でした。
オープニングの、ファンから差し込む逆光、ガバやらベレッタを組み立てる時のこれ見よがしな動きに効果音、銃声は仕方ないとしてVシネ「クライムハンター」以降、流行った空薬莢の落下音等、まぁ、コッテコテな世界観を邦画で、しかも若手のビジュアル重視の監督さんじゃなく、深作監督だから、どうやっても昭和感は満載になりますよね。
撮影も編集も当時のハリウッド的な作りを真似てテンポ良く進んで良い感じです。ただ、丸山昇一の脚本の世界観が苦手な私はどうにもハマらなかったです。
リアルじゃないんだから完全に突き抜けて欲しかった。
石井隆の「GONIN」のほうが好み。
ただ、多岐川裕美さんは美人でした。
荻野目慶子さんは芝居が上手く感心しましたけど、なんか本人が持ってるキャラには合ってない印象を個人的には受けました。