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極北の怪異/極北のナヌークのiのレビュー・感想・評価

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今まで見たことないようなイメージが入れ替わり立ち替わり現れて無声映画だが、集中力を切らさず鑑賞できた。一見1人しか乗れないようなカヌーから何人ものエスキモーたちがでてくる、無数の北極狐の毛皮が揺れる交易所、雪を器用に切り出しイグルーを作る過程、それ自体が新鮮。フィルムが進むにつれ、徐々に彼らがカメラを意識して動いたり、笑うようになってきた気がする。またドキュメンタリーにしては(しかも100年前)完成度の高すぎる構図や事象も多かったような。確かに無音で見た方が良かった。劇伴によって、何かしらの他の感情や予想が働いてしまうことがないから。
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