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読書する女のbennoのレビュー・感想・評価

読書する女(1988年製作の映画)
3.2
作家コンスタンスが自分の本『読書する女』を朗読する物語

その本の中の主人公はマリー、本を朗読することを職業としています

脚の不自由な少年には、モーパッサンやボードレール
100歳の将軍夫人には、トルストイ
独り身の社長には、デュラス
少女には、ルイス・キャロル
そして、老判事には、サド

朗読を通して、彼らの人となりや様々な出来事をコミカルに表現しています

子供の頃の読み聞かせはあっても、大人になるとそういうこともなくなり、フランス語の心地よい響きもあって、不思議で贅沢な感じを味わえました

読書と妄想好きのフランス人ならではのプロットです
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