たまちゃん

チェンジリングのたまちゃんのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
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C.イーストウッド作品なのに観てなかった。

これが実話とは。
戻ってきた自分の子供がわからないはずないのにね。
身長が縮むはずないのにね。
傲慢な刑事、警察官達がゾッとするほど嫌だな。

精神病院のくだりでは、「カッコーの巣の上で」のルイーズ.フレッチャー演ずる看護師長が出てくるのではないかとおもってしまいましたよ。

アンジェリーナ.ジョリー演ずるC.コリンズが、精神病院で「警察に対する申し立てをしない」などの署名を求められた時。
私なら署名をしてしまうかも、と思ってしまいました。とにかく外に出なければ息子を探すことができない。
精神病院の中にいたまま自分の意志を貫き通した所で、あの中にいたら息子の行方を探す事もできないのでは。ならばとりあえず
署名をしてここを出よう、と考えてしまうだろうなぁと思いました。 

尊敬するリヴァイ兵長の言葉「結果は誰にもわからない、悔いのない方を自分で選べ」


結局は外の世界でも神父さん達が外に出られるための行動を起こしてくれていたので、夫人は自分の信念を貫き通し立派でした。

自分の行動の何がベストなのか、いつでも考えながら生きていくのは難しいことです。


亡くなるまでずっと息子を探し続けた夫人の気持ちを思うと胸が張り裂けそうです。

この頃のイーストウッド作品って良いですね。
たまちゃん

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