空木春宵

学校の怪談3の空木春宵のレビュー・感想・評価

学校の怪談3(1997年製作の映画)
2.0
前作、前々作と比べると相当にキツい。一作目はセットや小物といった美術があまりにも素晴らしく、二作目は岸田今日子先生のインパクトと状況設定の良さという点で何とか保ってたし、どちらも画作りと、子役を含む役者陣への演技のつけ方が素晴らしかった。
ところが、三作目となるこちらは、美術はペカペカ、画は平板、何より主要人物のキャラクター造形があまりに杜撰。とても悪い意味で漫画っぽい人物ばかりで辟易する。演技のつけ方も酷くて、正直、どの場面も見ていられない。
何でこんなことになっちゃうかと言えば、詰まるところ作り手側がはなから「子供だまし」として作っているからだろうと思う。どんなジャンルにおいても、子供をナメてる大人が作ったものは本当につまらない。
空木春宵

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