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ジャンヌ・ダルクのmilleのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)
3.0
姉が自分の身代わりに死んだことへの罪悪感に耐えられないジャンヌ。
神は意味があって君を生かしたのだという言葉にすがり
神は自分に使命を与えるために生かしたのだと思い込む。
もともとなのかショックな事件のせいか分からないが
脳の疾患で幻聴や幻視を見る。
神からのメッセージを受け取った。
自分には生きる意味があるのだ、
そう思いたかった。
自分には姉よりも生きる意味がある、
そう思えることが彼女の行動の原動力だった。
私には 姉を差し置いても 生きる意味があるのだ、
それを証明しなければならない。

ジャンヌのことは本当にざっくりとしか知らずに見た。
彼女が神のメッセージを受け取ったと言っているがたぶん実際はこうだったのだろうな、と思っていたことがベッソンの演出とだいたい一致していたので違和感なく見ることができた。歴史物は 事実を並べるだけで退屈なことが多いが ベッソンはきちんと解釈見解を示しているので 見やすい。退屈しない。

フランス人に感想を聞いてみたい。
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