通して観ると前半の戦争部分は後半の宗教的思索のネタフリになっている感じ。とにかく主人公を演じる俳優の目つきなどが迫力で,他の役者の印象がない。悲劇の英雄というよりも狂信者や無知な殉教者として描かれて…
>>続きを読むここまで狂信的な人が最後にあんな自問自答をするだろうか。。
史実でない姉のトラウマのエピソードを入れる時点でかなり穿った見方になっているが宗教観の揺らぎ、利用される聖性などある側面での面白味が多分に…
この映画が出た少し後にPS2でDVDを見たが色んな意味で早すぎて純潔検査の場面あたりまでしか覚えていなかったので大人になってから改めて再視聴。
オーソドックスな歴史観からの正統派史劇である。砂埃…
これまで数多くの「ジャンヌ」があるが、ジャック・リヴェットのすぐ後で、ベッソンの「ジャンヌ」。新解釈があるわけでもない、なんで作ってしまったの、と聞きたい。ジャンヌ誕生から処刑までを描いたスペクタク…
>>続きを読むわずか19歳という幼い時を駆け抜けた少女
神は御心をジャンヌに示されていたのか
彼女が信じていた事は
とても残酷で残忍な事を呼び起こしてしまった
何が彼女をそうさせたのか
彼女は神をただ信じ疑い…
ジャンヌは思い込みが強く、今で言えば総合失調症を抱えていたのだと思う。幼い頃のトラウマによってそれは一層強くなり、信仰という言葉に変わって彼女の見たいように現実を解釈していく。半ば狂気のように描いた…
>>続きを読むリュック・ベッソンの良くもポップで見易い作りがスペクタクル中世と大変合っていた。乱戦のカメラのアクションに揉まれる感じとか、人物の顔打ちカメラなんかにベッソンは感じる。パリ攻撃のジルドレとのシーン、…
>>続きを読む