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蘇える金狼のココのネタバレレビュー・内容・結末

蘇える金狼(1979年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

会社を乗っ取る野望を燃やす会社員の朝倉は、銀行の金を強奪する。
その金で買った麻薬で上司の愛人京子を手なずけ、会社幹部らの横領ネタを引き出す。
横領ネタで幹部らが脅されている桜井を暗殺し、社長令嬢との結婚も約束された朝倉は野望を叶える寸前まで行く。
だが、嫉妬に燃える京子に刺され重傷を負う朝倉。京子が死んだ後、朝倉が本当に愛していたのは京子だと分かる。



①SF的なトーンの夜シーン
②展開の強引さ
③奇妙なラストシーン


銀行輸送車を強奪した金〜麻薬に換金するシーン
この間の夜のシーン(つまり会社員朝倉が野望のため活動する)はSFチック。
少し青い照明にネオンが光る街。この時代性もあるだろうが、良いカットが多い。


いくらなんでも展開が強引過ぎる。
よく働く会社員でしかもボクシングもしている
→そいつに会社の敵を暗殺させよう
とか無茶苦茶。それで依頼人は暗殺のために拳銃を渡してるから、ボクシングをしているという理由付けの意味あるかね?という。。。



ラストの空港からの機内のシーン。
解釈できない。何故こんな狂気的なセリフを作ったのだろう?



総じて言えば松田優作というスター性に支えられ映画として成り立っているような作品でした(悪い意味で)
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