baba

幸せはシャンソニア劇場からのbabaのレビュー・感想・評価

4.5
久々に心から心が温まる映画みた🥰
フランスでめっちゃ流行ったらしいねんけど、まあわかるというか、最近エグい映画ばっかやったからほんまに心温まった、笑

パリの下町の人情劇で、フランス版三丁目の夕日的な感じなんかな?笑
日本人にはわからんけど、フランスの人がみたら「古き良きパリの人情味」みたいなものを大いに感じるんかも知れん😇😇
若干三谷幸喜を思い起こさせるくらいの人情劇でした。

まあ大きく感想は2点。
一つ目は、パリの街のオシャレさというか、「この人ら、オシャレであることにプライド持ってるねんな〜」っていう感じな。
当然日本人もおしゃれであることは好きなんやけど、フランス人ってのは好きとかではなく自分のアイデンティティに関わってるんやなあ、ってのを痛感しましたね。
むしろ日本人のアイデンティティに関わるプライドっていうたら、金というか見栄よりも実をきちんと取ってることとか、相対的に物質的に優れてることとか、そーゆーことのような気がして。
自分も特にシャレぶるタイプの人間なんやけど、それはなんというか背伸びするためにしてるというかね。周りの人から差別化をするためであって、それはむしろ周りに囚われてるというか。
そのへんの同調意識とその裏返しで個性を求めていく感じってのは日本人らしいなと思うんですよね〜
けどフランス人にとってのオシャレさってのは、自分が自分らしく生きるためというか、そういうことなんやろなぁ、と感じました。オシャレであることがアイデンティティを構成してる、ってどーゆー感覚なんやろなぁ、って思うと同時に、この映画を見てて若干感じた気がする次第です🤔

もう一つは、こーゆーストーリーを楽しむヒューマンドラマ系の映画って基本的にしんどいし苦手なんやけど、なぜかすごい楽しめたっていう🙄まあ基本的に音楽が良い映画は好きなんですけど。
でもそれ以上に、こーゆー映画をアメリカで撮ると押し付けがましいというかひたすらストーリーを消費するしかないのが、雰囲気も込みで楽しめるあたりさすがフランス製作の映画なんかなぁ、っていう。
でも、フランス製作やけどハリウッド名作映画を撮りました、みたいなビミョーな映画もたまにあるから、一概にフランスやからとかアメリカやからってのは言えんやろけど。

なんにせよたまにはこーゆー映画も良い㊗️
baba

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