幸せはシャンソニア劇場からの作品情報・感想・評価

「幸せはシャンソニア劇場から」に投稿された感想・評価

ちろる

ちろるの感想・評価

3.9
まるで古き良き日本の下町物語を見せられてるような日本人好みのノスタルジー溢れる人情群像劇。
シャンソニア劇場の再建に夢を持つ人たち。
しかし情熱や実力があっても、ファシストの犬にらなければ生き残ることができないこの時代、リベラルな生き方のまま大衆を楽しませることが困難だった時代にそれを実現しようと奮闘した人たちがいたのだという。
邦題は「幸せ」とついているが幸せに満ち溢れたシーンは正直少ない。
時代に抑圧されて、貧しくて、大切な子どもにも会えない、愛する恋人とも暮らせない。
そんな登場人物たちの状況を見せられてもあんまり辛い気持ちにならないのはミュージックホールを再開しようとする劇場の愉快な仲間たちの心がとても豊かだったからだろう。
描かれるのが辛い状況ばかりだからこそ、彼らのしあわせな瞬間が輝いて映り、幸せが数倍になって伝わってくる。
悲しみを抱えても決して腐る事のない彼らの絆の深さにもうズンズンと旨をつかれて泣いた。
ニューシネマパラダイスのような懐かしみのあるハートフルさと、ダンスはないけどフレッド アステアの頃のミュージカルを思い起こさせる舞台シーンなど、ステキな映画作品の良いところを詰め込んだような贅沢感のある逸品でした。
mel

melの感想・評価

3.3
ピゴワルが報われて欲しかった...
ジョジョが可愛くて良い子!
フランス映画の傑作「コーラス」の監督主演コンビが再びタッグを組み、またもや大ヒットを記録した本作。その「コーラス」が好きな方であれば、間違いなく満足できる作品でしょう。

1936年のフランスで、一度潰れた劇場を再建する人々を描いたドラマ。大体は良い意味で予想通りの内容。劇場が無くなり、同時に職も失って落ちるところまで落ちた主人公たちが、再起をかける流れにグッときます。

登場人物各々のエピソードも見応えがあり、それぞれのストーリーがクライマックスに向けて集約される展開に面白味が感じられました。

時に寂しさを演出したり、時に一気に気持ちを高揚させる音楽のメリハリも良かったし、あの幕の下ろし方も大好きです。

「コーラス」と比べて、本作の知名度があまり無い感じなのが残念。是非多くの方にご覧になってほしい作品ですね。
モ

モの感想・評価

4.0
めちゃくちゃ良い映画。

歌も素敵、笑いあり、涙あり、とっても心温まる作品でした!!

ジョジョ、かわえーわ。
コーラスにも出てたね!!

もっともっと多くの人にみてもらいたいです!!
akrutm

akrutmの感想・評価

4.7
『コーラス』に続いて、クリストフ・バラティエ監督とジェラール・ジュニョ主演の本作を観賞。1936年のパリで、閉鎖されたシャンソニア劇場を再建するために、裏方で働いていたピゴワルをはじめとする仲間たちが奮闘するメインストーリーに、ピゴワルを捨てて出ていった妻ヴィヴィアンに奪われた息子のジョジョへの想いというサイドストーリーが色を添えている。もっともっと評価されて良い、フランス映画好きにはもちろんのこと、そうでない人にもぜひ見て欲しい珠玉の映画である。

『コーラス』のマチューとは違って、どちらかというとうだつの上がらない哀愁漂うピゴワル役を、ジェラール・ジョニュが味わい深く演じている。全体を通じてのユーモラスなトーンに加えて、ところどころに出てくるジャンソンやアコーディオンでの楽曲、そして華やかな(でも華美すぎない)ショーのシーンなどが、この映画をとても魅力的なものにしている。ストーリーよりも、まず楽曲ありきで本作が作られたそうで、主題曲『パリに恋して(Loin de Paname)』そのものの魅力に加えて、この曲を歌うドゥース役のノラ・アルネゼデールの歌声も素敵。また、ジョジョ役のマクサンス・ペランの可愛さも印象に残る。ちなみに、マクサンス・ペランはこの映画の製作も担当している俳優ジャック・ペランの息子である。(ちなみに、『コーラス』でも少年ペピノを演じている。)満点にしなかったのは、最後のまとめ方がやや私の好みと違うからで、映画そのものの出来だけを考えれば満点で問題なし。
YukiTakagi

YukiTakagiの感想・評価

3.7
ムーランルージュだね!
ジョジョがパパのためにこっそり.....それをパパが知る場面はなかったけど、いつか知った時はそれは素敵だねぇ。
Leaf

Leafの感想・評価

4.0
そんなに有名じゃないのが惜しまれる名作。
登場人物全員人間味があり、劇場再建しようと頑張る姿は本気で応援してしまう。
ようやく軌道にも乗り、これから!というところも含めて、次々問題が起きてしまうけれど最終的なあの終わり方はとても良い。よくできた息子含め、周りの人たちの暖かさがあったからこその締め方なのだと思う。
舞台や曲もこだわってる感じがしてとても綺麗で、ものすごく完成度の高い作品。
ザン

ザンの感想・評価

3.7
あたたかい作品。息子と再会しともに歌うシーンがいい。飛行機とカモとカエルの物真似は成る程ひどかった。
コーラスで脚光を浴びた🎥クリストフ・バラティエ監督による1930年代の恐慌時代の巴里を舞台としたドラマ。
監督自身が好きなパリの風景を合体させて、プラハに新しい🏘街を作るところからはじまり、大道具から小道具に至るまで歳月による風化と使い熟された感が見事。演者が俺たちの街と言い切ったほど街並みは完成度が高く、見えないところまで凝りに凝っている。💭回想シーンから始まり、その内容が本編の9割以上を占めるのだが、導入のワンカットワンシーンは堂々たるもの。
🎩不況により閉鎖となってしまったシャンソニア劇場を復活させるべく、劇場で働く裏方スタッフや表舞台のコメディアンたちも手伝って再び開場することは出来るのかー。
🤠劇場スタッフのピゴワルが職を失い、街でワインをツケで購入する。この不況の折、何故ツケにしてくれるのか。店主は信頼しているからだというが実は裏があって、息子のジョジョ達が粋な行動をとっていたからだった。いやー、コーラスにも出演してたけど、この子はよく出来た息子さんですわ〜😆だがこの行動がピゴワルにとって最悪の結果を招いてしまう切っ掛けとなる。父と子の愛、仲間との絆をまざまざと見せ付けられながら、強欲な不動産屋や政治団体とぶつかり合う。
劇場再建に向け、新しい演し物を探すためにオーディションを行うことに。そこで🎙歌手を目指すドゥースに出会うのだが、この時まだ17歳というから驚きだ。ノラ・アルネゼデール氏の🎶歌声をぜひ聴いていただきたい。一見するとミュージカルっぽいですが、これは違う。しっかりとストーリーに溶け込んでいて圧巻だ。舞台劇の素晴らしさもさる事ながら、なんといってもラストの演出には胸打つものがある。じーん😂
原題のFaubourg 36も微妙だが、幸せ〜をつければ何でもOK的な邦題にもげんなりするところはあるけれど、十分楽しませてくれる作品。
はやし

はやしの感想・評価

4.0
こんなに面白いのに知名度がないのが残念。
音楽、美術、歌、全ての完成度が高い。
努力の末の成功者が幸せになり切れないストーリーは辛いけど、フランス映画🇫🇷らしいというか。
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