み

幸せはシャンソニア劇場からのみのレビュー・感想・評価

4.1
思いがけない良い出会いでした。
全てのキャラクターが魅力的でずっと彼らの物語を観ていたい、私もあの街の一員になりたいと思わせる映画でした。

ジョジョ少年とピゴワルの親子愛が良い。子どもってなんて尊いんだろう。親になってから思うんだけど、子どもが親に向けてくれる絶対の信頼ほど純粋な愛はないと思う。
真夜中にアコーディオン弾いてるシーンは号泣。

どこかダメなおじさんたちが集まって、最後の一人のラジオ男が揃うと凄いことになるんです。みんなが揃って動き出す、この瞬間が素晴らしい。

ノリノリで指揮するラジオ男が好き。

悪役のガラピアも悪いやつなんだけど、ドゥースへの「一生に一度の本物の恋」は本当だったので、何とも魅力的なキャラ。

良いことばかりでないストーリーで特に起承転結の転ではすごく辛いシーンもあるのだけど、それでも心が温かくなるラストシーン。
み