2016.5.3
突如、南アフリカ上空に現れた宇宙船。
そこには栄養失調で弱体化したエイリアンがいた。
そのエイリアンを難民として扱い地球に住ませるために第9地区という住宅を設ける。
そうして人間とエイリアンの共同生活は始まる。
ドキュメンタリータッチで撮影したことによりリアルな実生活を再現しあたかも自分がその現場に行ったようにも錯覚させられる。
この映画で提起される人種差別問題。
ストーリー前半では人間目線に話が進み後半ではエイリアン目線にシフトチェンジする。
そのことによって人間の暮らし、エイリアンの暮らしを視覚体験できる。
それで得た情報は人間はそれなりにいい生活をしているがエイリアンは貧困で厳しい生活を強いられている。
共同生活をしているように見えるが明らかに人間の理不尽さや重圧がエイリアンにのしかかっているのは一目瞭然だった。
アクションにものめり込める部分がある。
特にエイリアンの所有していた武器。
造形から射撃部までディティールに凝ていて見応えがある。
斬新で鮮烈な発想に人間性やモラルなど考えさせられることもめり込まれている作品だった。
