まことぴ

容疑者、ホアキン・フェニックスのまことぴのレビュー・感想・評価

3.6
モキュメンタリー(架空のドキュメンタリー)を標榜しつつも、明らかに”一線”を超えたホアキン・フェニックスの無軌道ぶりがフィクションとノンフィクションの境界線を曖昧にし「モキュメンタリーを制作中のホアキンのドキュメンタリー」という様相を呈しているため観ていて戸惑う。映画メディアや自身のスターという立場をメタ的な仕掛けで皮肉ろうという試みの中でどこかで”マジ”になってしまったのではないかと想像するが、いずれにせよ映画としての評価に困る。自身のキャリアを台無しにし兼ねない(してしまった?)ホアキンの馬鹿げた挑戦と勇気にとりあえず★ひとつ追加。
まことぴ

まことぴ