1週間後に死ぬ予定の人間に近づいて生か死かを判定するのが仕事の死神。音楽好きで雨男な死神が見る物語。
世にも奇妙な物語に出てきそうな優しい話です。
良くも悪くもご都合主義的な展開といいCGの感じといいおとぎ話のような実写映画。
一見関係ないように思える3つのショートストーリーが1本の物語として繋がっていく所が気持ちいいし、切なくもどこか優しい気持ちで終わるのは見ていて心地いい。
天然ボケをかましながら対象者にガンガン接触していく死神もめっちゃ新鮮だし、適度な笑いを与えてくれる素敵なキャラとなってて凄く良い。
あとアートチックなCGがまた好き。
リアルすぎるCGは不気味の谷現象みたいなのが起きて不安に感じるので私は苦手。
これくらい現実と一線を画していて絵画的なCGのほうが実際に存在する俳優の演技とロケ地との差が出て微妙な違和感が生まれるし、その違和感が美しいと思う。
この映画の雰囲気とも合っているのでこのCGの演出もとても好きです。
私の中でかなりの高評価となった映画でした。
こういう切なくも温かい雰囲気大好きだよ。