サンデーさん

愛人ジュリエットのサンデーさんのレビュー・感想・評価

愛人ジュリエット(1950年製作の映画)
4.5
刑務所の消灯時間
ミシェルは愛するジュリエットの事を想うとなかなか眠れなかった。
やっと眠りにつくと、開いた扉から眩しい光が降り注ぎ、高台にある村への一本道が見え…
村の誰もが自分の名前も過去もわからない。今、起こった出来事もすぐに忘れてしまう。
そこは記憶のない人々が住む忘却の村だった。
ジュリエットへの愛は夢の中でも
夢から醒めても変わらなかったのだが…

情景の対比が素晴らしい。
夢の世界が《白》幸福で、夢から醒めた現実の世界では《黒》苦悩に変化する。
また、主役2人がその違いを巧く表現している。

原題『ジュリエット あるいは夢の鍵』🔑

📘不思議な夢の世界へ連れて行ってくれる
📚️青ひげ公が出てきます🧔🔪