しょーた

日本のいちばん長い日のしょーたのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
3.6
戦争狂。一部の戦争狂者は最後まで徹底抗戦、本土決戦を望んだが為に起きた事態。

私はこれを見ながら、ただただ、陸軍の一部の人間が憎いと思った。自分達のメンツや信念を貫く為に、何の罪もない国民や若い軍人達を犠牲にしても構わないと思っている。ほんの数日前に広島と長崎へ原子爆弾が投下され、50万人以上もの犠牲者が出たのにも関わらず、まだ懲りないと言うのか。しかも最後は指揮官を殺してでも自分達の意思を貫こうとする。もはやこれは軍人ではなく戦争狂、いや、殺人狂の狂気の沙汰だ。

もしもクーデターが成功していたとしたら、今の日本はどうなっていただろうか。考えるだけでも恐ろしい。
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