日本のいちばん長い日の作品情報・感想・評価

「日本のいちばん長い日」に投稿された感想・評価

めっちゃシンゴジラ

引くに引けないって精神状態ってやっぱ怖いよね
まめぞ

まめぞの感想・評価

4.0
181006
レンタル
リメイク版が、私としてはとても酷い(豪華の無駄遣い的に)作品だったので岡本喜八版を見たくてやっと見た。

昔の映画なので何言ってるかよくわからないというか細かいことはよくわからない(誰がどんな立場の立ち位置の人なのかなど)のだけども、すごい熱量を感じたし、長いのに面白かった。当時の日本軍の日本國の異常さも(きっと実際よりもオブラートに包まれてはいるのだろうけど)、そのわけのわからない熱さから伝わってきた。

まだ戦後の生々しさが日常に残ってて、役者も今よりずっと体張ってて泥臭かっただろうから今と単純に比較はできないけど、すごいナマ感あった。特にですね、三船の切腹シーン。大げさではないのにすごかった。すごいっていうか、実在感がすごかった。痛かった。苦しそうだった。

多分この映画のころって三島由紀夫が切腹自殺したころだよね?

人間がいろんな状況下でおかしくなるのがとてもよくわかる。
当時の終戦時なんてみんなおかしくなってて異常が当たり前みたいな感じになってるけど、今の日常でもすぐに似たような狂気が当たり前の状態になるから、映画とか文学とかを九州して危機意識持ってないといかんよね。異常に気づかないのが一番怖いよね


兵隊さんはなんだかいつも怒鳴ってばかりだよね。
でも、他の昔の映画見ると親方とかもそんな感じだから、そもそも怒鳴って働かせるのが普通の世の中だったのかもしれないな
そういう撮影当時の時代感が記録されてくの、すばらしいよなあって思うのだった
ベジ機

ベジ機の感想・評価

5.0
ポツダム宣言受諾決定から玉音放送までの1日を描いた、「大日本帝国の葬式」の終局映画。ヒトラー最期の12日間と見比べても面白い。会議シーンの多さ、テンポの良さはシンゴジラに多大な影響を与えたそうです。見て!
意地でも特攻を主張する大西瀧治郎が怖すぎる
森師団長の仏前で自刃したのが誰かわからなかったけど古賀参謀なんですね
キャストが豪華すぎる。主演した事ある人ばっかやんか。

冒頭のシーンで日本男子の半数特攻で突っ込ませれば勝てるってセリフで戦慄した。政府の迷走っぷりが現れてる。

リメイク版はどうなんやろ。見てみようかな…
ポツダム宣言をもっと早期に受諾していれば、長崎はもとより広島への原爆投下を防げたのではないか。当時の日本は知る由もなかったのだろう。

戦局は明らかに日本に不利に働いていた。陸軍を中心とする軍部中枢は、知っていても認めたくは無かった。むしろ国体護持を御旗に本土決戦に備えて余念が無かった。だから無条件降伏などありえない話であった。

米英中によるポツダム宣言、降伏通告に、日本の閣僚たちはこの難局に立ち向かうために協議を重ねた。しかし陸海軍部の閣僚たちとの意見の乖離は激しく、ゆえに天皇自らのご聖断を仰ぐしかなかった。

詔書の作成や玉音放送の段取りなど、すべてに多くの時間が費やされた。その挙句、近衛兵の青年将校たちによる反乱が生じ宮城占拠事件が起こった。すべてはまもなく収束したが国民は万感の思いで8月15日の玉音放送を聴いたのである。

50年前のこの作品は、昭和天皇が在位中であり、姿を見せることなく撮影が行なわれた。(3年前の新たな作品では、天皇の立ち振る舞いがスクリーンに映し出され、俳優の本木雅弘はアカデミー賞を授与された。)

僅か70年前に起こった日本の敗戦と無条件降伏という史実を知らなければならない。この作品は是非見ておく価値がある。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.4
「日本のいちばん長い日」
1967/8/3公開 日本作品 2018-193

原田眞人監督による2015年版は鑑賞しましたが、こちらは初見。
岡本監督の演出か、緊迫感とリズム感そして、臨場感やエネルギーは勝っているかもしれません。そして撮影時の時代背景、1967年の空気感と2015年の空気感の違いが、反省と苦渋にまみれたヨレヨレの日本人と、自信を取り戻し優秀さを自覚し始めた日本人とが差が浮き彫りになってるのかもしれません。
1967年版の青年将校たちはエネルギーに満ちています。阿南陸相も徹底抗戦を主張する軍国主義者として描かれます。阿南陸相を演じる三船敏郎さんの存在感はさすがですね。
そして、どんなに軍国主義を力強く描いても、ラストにおける平和な民主的社会への希望と期待はさらに力強く、軍国主義の印象を払拭してくれます。そこが本作の素晴らしい所かと思います。
そして、これが史実であるということもまた日本人として重みを感じる所以ですね。
エピソードとして、エンディングの配役クレジットタイトルは、昭和天皇役の八代目松本幸四郎以外は登場順で表示されています。昭和天皇については、重要な登場人物であるにもかかわらず、存命で在位中の時代ということもあってり、クレジットには記載されていないんですね。
我々の今の平和があるのは先人のこういった石づえがあってからこそなんですね。日本人が観るべき素晴らしい作品だと思います。

半藤一利による日本のノンフィクション書籍の映画化。昭和天皇や鈴木貫太郎内閣の閣僚たちが御前会議において日本の降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。これまで劇場用映画が2つ製作公開された。岡本喜八監督による本作、1967年版(製作・配給東宝)と原田眞人監督による2015年版(製作・配給松竹)がある。出演は三船敏郎 山村聡 笠智衆 宮口精二 志村喬 高橋悦史 黒沢年男 加藤武 土屋嘉男 田崎潤 平田昭彦 中村伸郎 天本英世 浜村純 小林桂樹 加山雄三 新珠三千代など超豪華キャスト。
あかぎ

あかぎの感想・評価

4.6
面白かった。いやあ、ほんとに長い一日だった。事あるごとに「国体護持」と口にしてくる陸軍の人間たちはとにかく鬱陶しいことこの上ないが、そんな陸軍大臣や青年将校たちにも個性があるのが印象的だった。整然と預かることを承った侍従が、いざ玉音盤を保管しはじめると思わず知らず念入りになっていく様子が可笑しくて笑っちゃった(あとで肝を冷やした)。
特攻部隊の出撃を見てるときは柴崎友香の『わたしがいなかった街で』を思い出した。
当時の名優たち(男性)がオールスターで顔を揃えているので、そのあたりも見てて楽しかった。
なすび

なすびの感想・評価

4.0
なんとなくめちゃくちゃ重そうだから岡本喜八の最後に取っておこうって思ってたんだけど、近くのGEOに置いてある岡本喜八作品がこれぐらいしかなかったのでもう見てみた!

しかしいつもの岡本喜八らしく全然重苦しくなく痛快でテンポの速い作品でホッとした〜確かにこれだけの重い内容で大人数のオールスターキャストによる映画なのでいつもに比べたら重めかもしれんが、いや全然やったわ〜
最初の会議シーンからテンポ早く目まぐるしく始まりあれよあれよこのまま行っちゃうの!?と思いきやタイトルがドーーーーン!めちゃめちゃかっこいい!!!痺れたァ、これはかっこよすぎるわぃ
その後もとにかくテンポが良くてむしろ早すぎてついていけん笑 何回も見らんと話理解できんそう

役者の演技アツすぎるしみんな汗びっしょりやし顔芸半端ない。ただ一回出てくる人とかの画面に飛び込んでくる勢いがもうオカシイ。この人そんな勢い必要?てくらいやしその顔もまた迫力がすごい。主に陸軍の下っ端の人たちの動きが大きくて顔芸もすごくてビビる。

三船敏郎とか笠智衆とかはあまり動かずじっとしているがそれが逆に威厳を放っていていい。
特にこの映画の三船敏郎は自分が今まで見た中では一番かっこいい、まず登場シーンからかっこよさ渋さがあふれ出ていて惚れる、というのも男が男に惚れるような憧れような気持ちである。また三船敏郎がオイシイ役というかやっぱ三船じゃないと抱えきれないくらいでかい器の男の役やってますわ。切腹シーンは目が飛び出る(わしのな)、すごい、すごかった、まじで腹を切ってるところ見せてる。しかもそれが映画のジャケットになってるのはちょっとウケた。とにかく三船敏郎に「この阿南についてこい」「阿南の屍を超えていけ!」などと言われてみたい一心である…!
笠智衆の飄々とした感じがいかにも総理大臣ぽくてよかった。一回めっちゃ顔アップになるところあるんやけどその顔が何を考えとんか全くわからんでめちゃめちゃ怖い、笠智衆のロボット感やはり怖い。眉毛違うと誰かわからん。

オールスターキャストすぎて5分に一回くらい知ってる人が出てきてウケるw
一番うけたのは加山雄三。一体いつ出てくるんだよと思っていたら超終盤でやっとこさ微妙な役で登場。なんか加山雄三が出ると気が抜けるな笑 やっぱりお坊ちゃま若大将は格が違うわ。
伊藤雄之助とか佐藤充とか出てくるだけで和む。喜八組尊い。天本英世のモゴモゴも愛おしいね

こんだけオールスターキャストで喜八映画にもよく出てた仲代達矢がなんで出ないんや、て気になってたけどWOWWOW映画塾で町山さんと春日さんが話してて「殺人狂時代で興行的にコケたから東映から干されてた」って言ってた(だから砂塚秀夫も出てないんかな)「肉弾」でもナレーターやし他の映画でも仲代達矢ってナレーションすること多いからまぁええ声なんやなあ、かっこいいよね

正直いうてでも長い!笑 結構後半見るの疲れてた…前半の会議劇の方が飽きずに見れたなぁ、後半はやっぱ顔濃い組が暴れるからキツかったんかも、、、女の人も出てこんし爽やかさ0だもんな……それが戦争というものでしょうがね

「シンゴジラ」も見るぞォ!
やま

やまの感想・評価

3.7
岡本監督版「日本のいちばん長い日」鑑賞
上映当時あの戦争を知る方々が沢山いらっしゃった生々しさが画面を通して伝わってきた
開始10分で描かれた場面で原爆が落とされた事への背景に怒りを覚えずにはいられないし、ラストの仲代達矢氏のナレーションに勝る言葉はない

今一度、みてみて欲しい映画
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