日本のいちばん長い日の作品情報・感想・評価・動画配信

日本のいちばん長い日1967年製作の映画)

製作国:

上映時間:157分

ジャンル:

4.1

「日本のいちばん長い日」に投稿された感想・評価

・ポツダム宣言受託決定より玉音放送を流すまでの諸般の手続き、そして近衛兵のクーデター未遂を描く。広島、そして長崎に原爆を落とされてなお国体保持のため本土決戦に持ち込むべきとする陸軍の主張は、「勝たねばならない」「敗北は死」というくだらない洗脳(信念などではない)の結果である…と今この時代、反戦を思う人間は考える。決起に反対する師団長を殺害、宮内庁に突撃し玉音盤を奪おうとする近衛兵。首謀者である畑中の見開かれた目。終盤、電話で言われ、クーデターをあきらめたきっかけとなったとある言葉の向こうにあるのであろう日本の姿はもう幻影だが、しかし今この時代においても、その幻影を求める人間は少なからずいる。8月15日を起点に、まるで暗渠のように流れるその幻影を決して本物にしてはならない。
・脚本は橋本忍。彼のもとでいったいいくつの名作が生まれたことだろう。黒澤作品の常連役者たちも顔をそろえる。誰やこのイケメンと思ったら三船敏郎だった。
macoto

macotoの感想・評価

4.2
クーデターを企む陸軍将校たちと、玉音放送に至るまでの閣僚達の舌戦がカットバックされ、スリリングな息を呑む展開。

狂気の演技は、凄まじい。

また、
広島、長崎、本土空襲の資料映像がインサートされていて、軍や閣僚達の盲信の先に、累々する犠牲者達の屍を思わずにはいられない。
天皇が戦争を終わらせた。天皇ってすごいんだな。日本人としてこれを30になる今の今まで観ていなかったのは恥ずかしい。観てない人は今すぐ観るべき。
snackmana

snackmanaの感想・評価

3.0
全然知らなかったので、どこまでが脚色⁈どこまでが真実⁈となった。
大河の見過ぎか…。

もとは小説なのか、
これを機に調べてみよう
天本秀世さんのどうかしてる感じ、絶対嫌という意味で最高。
白豚

白豚の感想・評価

4.0
昨日見た七つの会議と同じような感想を持った。やはり国とか会社のために人生を懸ける気持ちを理解も尊敬もできない。自分の財産や愛する人のためにとかならまだわかるけれど、組織なんてぼやぼやしたもののためにどうしてそこまで尽くせるんだろう。宗教でもないのに。思い返せば学校のために!クラスのために!とかもなに言ってるんだって感じだった。もちろん学校のクラスも会社も国も個人の利益に関係するものではあるけれど、どれも命を懸けるほど重要ではない。組織に尽くす人って執着が強すぎるのでは?個人の財産ならまだしも、自分が所属する組織までコントロールしたいだなんて、そんなに自分を構成するもの達が大事か?そんなに自分がかわいいのか?そういうことじゃないんかな、よくわからない。日本民族のために…って、じゃあ外国人はどうでもいいんだなあ。阿南らは一見不特定多数に尽くしているようで立派に見えるけれど、自分さえよければどうでもいいってスタンスで生きてる人とただ見えてる世界の範囲が違うだけ。それとも彼らにとっての「世界」は日本だけなのか?そんなわけないそれなら大東亜共栄圏とか言わない。愛国心って排他的よな。郷土愛ならわからないけど、愛国心は本来人間に備わっているものじゃなくて植え付けられたものなように思える。信念なんて人それぞれでそれぞれに価値があってないような石ころみたいなもので、そんなもののために死ぬとかあほらしい。自分の信念に価値があると思ってる時点で傲慢なんだろうな。頭こんがらがってきた。共感はできないけれどおもしろい映画だった。テンポよく進むのに心情がしっとり伝わってきて2時間半とは思えない濃さだった。ほんっと長い1日だったなあ。
Sasada

Sasadaの感想・評価

3.9
8月に観なきゃなと思っていながら気づいたら9月になってました。
原田眞人版を先に、、とも思ったけれど、ここはやはりオリジナルを。

日本が無条件降伏を宣言する、長い長い1日(と半日)のお話。

当然のことながら国家は国民の集合体であり、プランAからプランBへの進路変更は丁寧な議論と根回しが必要なわけで。

ポツダム宣言の受諾、玉音放送の実施に際して、
“手続きはきちんと踏むべきだ。日本帝国の葬式のようなものなのだから”
とのセリフがありますが、そもそも大切な意思決定には慎重な手続きとそれなりの時間が必要なのであり、少しはましな国家になるために当時の日本には今作で描かれるような出来事も必要だったのではと少し思います。

登場人物が多く展開も早く、事実に基づく映画ながらエンタメ的なスリルも満点。シンゴジラが参考にしたと言われるのも納得。

このレビューはネタバレを含みます

ふつうにめちゃくちゃ面白かった。テネット観たあとだから余計に演出の丁寧さや分かりやすさに 嬉しくなりました。笑笑

名台詞を言うシーンでは 必ず キャラのアップになったり 時計のカチカチなるカットをこまめに挟んだり テンポなど今見ても、上手い映画だなぁと感心させられました。
意外に残酷描写も凄く エネルギッシュな作品でもありました。
キャラクターも一人一人 漫画みたいで面白くてよかったです。歯抜けの佐々木や この映画の主役とも言える畑中や、温厚な鈴木総理
みんな素晴らしく、演技も狂気の世界をうまく再現してました。

今の自分からすると この軍隊の反乱や狂気はまったく理解出来ませんが、人間の怖さは凄く伝わってきて 今観ても終始 興味深い内容です。
コロナの時代も嫌だけど やはりこの戦争の時代が一番嫌だし絶望的だなぁと思った、餓死って、、ヤバイ。古今東西の歴史も今思うと ほとんど 血と汗と涙の歴史ですね。戦って戦って戦ってばっかり。

最後のポツダム宣言受諾すると決まり 静かに新しく日本が動き出すのと対比に それでもまだ国体の護持を謳う 軍の姿が とてもエモーショナルで上手いと思いました。

長い映画でしたが 終始面白かったです。
岡本喜八監督 気になってきた。他も見てみよう!
岡本喜八の演出センスエゲツないな、正直こんなにカッコよくてアツイ映画だと予想してなかった
スピード感のあるカット割での会話とか、ツバが飛んできそうな迫力を感じた

おびただしい同胞の血と汗と涙で贖った平和
めるば

めるばの感想・評価

4.9
リメイク版しかみたことなくて、やっと本家が観れた。
リメイク版は正直松坂桃李が青筋立ててブチ切れてたとこしか覚えてないです…笑

本家のこちらはほんと素晴らしかった。
え、嘘だろ?っていう展開や演出がめちゃくちゃあったんですけど、どうもかなり史実に忠実に作ってるみたいで…
宮城事件の他に、厚木航空隊と首相官邸襲撃事件にも触れられてるんですけど
官邸と私邸の焼き討ち事件は知りませんでした。
イかれすぎてて過剰演出だと思った笑
冒頭の大西長官の2000万特攻云々の発言も最高に狂ってますよね。
これもマジで言ってたみたいなんで驚きです。

まぁ僕みたいなクズが言えることじゃないんですけど、陛下を始めとする終戦派と抗戦派、両方の気持ちが痛いほど伝わってきましたね。
クソ野郎に生まれてきて申し訳ないです。(戦争で若人が命を賭して守った未来がこれか…)
hmsuga

hmsugaの感想・評価

3.9
岡本監督の演出はあまり好きではないが、橋本忍さんの脚本はとても良かった。
三船敏郎さんの阿南大臣役、笠智衆さんの鈴木総理役が素晴らしい、そしてこの二人の名優の最後の競演場面がこの作品の一番の見どころかと思います。
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