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沖縄やくざ戦争のABBAッキオのレビュー・感想・評価

沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)
3.8
 1976年東映中島貞夫監督。沖縄の本土復帰後にコザで起きた地元やくざの抗争を松方秀樹、千葉真一主演で描いた作品。仁義なき戦いなど実録やくざものを沖縄の舞台に移した感じだが、映像から伝わる熱気はすごく、前半で退場する千葉の狂ったような演技に表れている。沖縄の誇りに固執し本土ヤクザの進出を嫌う乱暴者の千葉と、千葉と兄弟の契りを結びながら本土と地元の関係をまとめようとする松方。大阪ヤクザに取り入ろうとする幹部に成田三樹夫、大阪ヤクザのボスに梅宮辰夫、松方の部下に室田日出男や渡瀬恒彦、千葉二朗など。沖縄が左側車線に変わる前の風景が見られるのも興味深い。
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