雪中梅

新学期・操行ゼロの雪中梅のレビュー・感想・評価

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)
4.2
リュミエールに舞う羽毛。逆立ち。ベットは縦に。屋根を登る。坂道を駆け降りる子供達は、『トリュフォーの思春期』へ。萩尾望都やコクトーでギムナジウムみたいな感じをイメージして本作を見るとビックリするだろう。もうめちゃくちゃだ。崩壊、無秩序。耽美もクソもあるか。
子供達の反乱を扇動するあの逆立ちユゲ先生が好きだが、どうも社会主義諸革命を想起してしまう。
なんにしろ、子供たちが子供たちのまま生きていて、我々の心を動かす作品。かなり好き。
雪中梅

雪中梅