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新学期・操行ゼロのclintwestwoodのレビュー・感想・評価

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)
3.6
散文のような作品で、生徒の反乱というメインのストーリーを、ぶつ切りの小話でコーティングしたようなイメージ。また、省略も多く、そのような点では後のヌーヴェルバーグの原点とも言える。
音楽の使い方が物語の後半、生徒たちが反乱を起こしてからに集中しており、緩急の付け方が巧み。言い換えれば中盤にかけてはBGMがほとんどなく、ドキュメンタリータッチでもある。
やはりこの人の映画はスローモーションが特徴的だ。生徒が枕の羽毛にまみれて行進していくシーンは間違いなく映画史に残るであろう名場面。
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