20年程前に愛読していた本に載っていて、実際に観るまでは面白いと思っていた映画の一つ。
まずストーリーが分かりづらい。というか追いづらい。次のシーンでいきなり月に行ってたり地球に戻ってきたりして、舞台を把握するまでに時間がかかるのだ。
敵の機械生命体が部分的に有機体を取り込んでいる設定やデザインは魅力的だったが、余りの低予算故か造形が酷すぎた。特に地球で巨大化した機械生命体との銃撃戦は、前半の見どころのはずだが、突っ立った置き物感満載でさっぱり盛り上がらない。
月面着陸20周年記念映画らしいが、言ったもん勝ちとは正にこの事だろう。近年DVDが発売されたらしいが、新しいジャケデザインの質感が余計に本編の安っぽさを強調する羽目になってしまっている…。
