ゴリゴリラララ

フォレスト・ガンプ/一期一会のゴリゴリラララのレビュー・感想・評価

4.2
「人生はチョコレートの箱。食べるまで中身は分からない。」
「僕らには運命があるのか、それともただ風にさまよっているのか。たぶん、その両方だろう。」

フォレストガンプという男の人生と共に、人の運命について描かれた話。
フォレストはひたすら自分の運命を走り続けていたように感じた。人に言われたこと、与えられたことを最後までしっかりとやり通した。そして、自分が愛したものはとことん最後まで愛した。愛したジェニーに関しては、全て自発的に動き、彼女が彼に定められた運命にはなかったものを多く与えていた。愛や怒り、悲しみはジェニーが彼に与えたものだった思う。
また、ジェニーは、フォレストとは逆に、自分の運命に抗い続けていた印象だった。彼女の生涯を見て、自分の進む道が運命だということは多くないと感じたが、それが不幸だということでもなかった。

自分が定めていた運命とは違う歩み方をしても、幸せになることは出来る。失敗したとしても、過去は捨てて、歩み続けないといけないのが人生である。この映画を見て、運命とは未来を示すのではなく、自分が歩んできた過去が自分の運命になるのだと感じた。