エジプト考古学の第一人者・吉村作治原作の作品。
ある大発見をした考古学者・西山と息子の海が、古代美術品密売シンジケートに拉致された。2人を救出するため、2人と親しくしていた国際通信社の見城は海の姉と共にエジプトへ向かう。
今や少年期の三浦春馬が出演している事で有名な作品。そうとは知らずに見たので、エンドロールで非常に驚きました。
あと哀川翔も出てるんですが、演技久しぶりに見ました。相変わらず独特な声。
全体的に、良くも悪くも普通な作品でした。つまらない訳では無いんですが、所々どこかで見たことあるような感じがします。サスペンス作家じゃない人が作った作品ですから、そうなるのも仕方ない気がします。
「シンジケートとの対決」と「西山が発見した貴重品」、この2つを上手く繋げることは出来なかったものか。
気に食わないのが2つ。
まずは宍戸開が演じる口だけ刑事。
こいつがカッコだけつけて何一つ役に立たない。エジプトにわざわざ来なくてもいいし、いなくても話は成り立つ。
もう1つが、主人公の見城にあそこまで悲しみを与える必要があったのか。
いくらなんでも悲しすぎる。すでに傷付いた人間に何故安らぎを与えないのか。
最後のあの悲しみはいらなかったと思います。
「エジプト」「サスペンス」でワクワクしていたんですが、少し思ってたのと違いました。
最後の決着、間抜けだったなぁ。