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恋におちての34のレビュー・感想・評価

恋におちて(1984年製作の映画)
3.7
再見。NYのクリスマス風景が素敵で気持ちが浮き立つ様です🥳爽やかな音楽も好き。

不倫については様々な意見があると思いますが、フィクションドラマとして優れていると感じました。
主人公のフランクとモリーは既婚者で恋愛に対して擦れていないタイプ。
友人が不倫をしていても非難はしないけれど、自分はとてもそんな真似は出来ないと考えていたと思います。
そんな二人が季節外れの狂い咲きの様な感情に陥る映画ですね。

印象的なシーンは遊び慣れているモリーの親友が、モリーの言葉を聞いて顔が曇る所。
冗談めかしてモリーに遊んでみたらと薦めていた彼女ですが、本気になりつつある友人に不安を感じているのが伝わってきました。

あと恋するデニーロ☺️が見れる映画はレアかなと、再会したいから時刻表調べたり、声を掛ける練習してる姿が可愛いかったです。
恋に狂ったモリーが車を飛ばすシーンも良かった、危うく列車に突っ込みそうになり自分が普通ではないと気がつく所が。
結局思い切れなくて抱き合う場面も秀逸で、二人ともどんな役を演じても一流だと感服しました。
それぞれのありがたい伴侶や子供の事を考えていないと批判は出来るけれど、不倫という題材を活かし、見ている人を乗せてくる巧みなストーリーだと思います。
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