主演がロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープだから不倫映画でも嫌味が無いって感じました。
舞台がクリスマスイブのニューヨーク。書店でぶつかってしまい、お互いの買った本がすれ違ってしまう。
…
内容はどうであれ、心の移ろいが目線と沈黙で語られていて、温かい痛みがさすがの名演!
クリスマスで始まり、クリスマスで終わる。この時代の音楽と、そんなニューヨークの雰囲気も好き。
いや、そんなことよ…
すごく個人的な感想。
私は不倫ものにもわりと寛容な方ではあるけど、これは全くときめかなかったし、ハマらなかったし、むしろ冷めてしまった…。
まず、2人の恋に落ちる過程がピンとこない。
何かに共鳴す…
伝わりやすく一言でまとめるなら不倫映画。
でも嫌らしさがないのがすごいところだし、デ・ニーロとメリル・ストリープだからこそ美しくさえ見えてしまう。
盲目な恋に堕ちていく話と思いきやそうでもなく、罪悪…
ラスト電車でデニーロが人混みをかき分けてくるところを、顔に寄ってしまった時点でだいぶセンスが終わってると思ってしまった。
あそこは、かき分けてくる行為そのものが感動的なのだから、メリル・ストリープ…