あー

リラの門のあーのレビュー・感想・評価

リラの門(1957年製作の映画)
3.6
『自由を我等に』がハマりまして、
続けてルネ・クレール。
実は数日前、さきにマイリストに入れて
いたのはこちらの作品が先でした。

こちらはドタバタコメディではナイ。

母親からも"ロクデナシ"と言われる
ジュジュと彼の親友の"芸術家"の2人が
殺人を犯した逃亡犯を匿うお話。

"人間は汚れてる"

台詞回しが良いのよ。
ムズムズ心にじんわり痺れる。

街中で発砲事件があり、
芸術家の家に逃げ込んできた男。
それが、実は巷を騒がしている殺人犯。

その男を何故かジュジュは匿う事に。
芸術家の家で←

"善意"の行方はどうなるのかー。

殺人犯バルビエの犯した事件の説明。
このカットが痺れるッッッ!!
大人と子供で表現しているこのカット。

また、モノクロながら雲が浮かぶ
空をバックに、ジュジュと芸術家が
並んで歩くカットが影絵みたいで素敵。

芸術家の家の地下室に降り注ぐ
まさかのそこでシャワー笑

こちらも印象的なカットが多い。

終わり方がなんとも言えない
終わり方をするのだがー。

人の本質はそう簡単に変われないのかー。
特にあんなに親切にされてきたバルビエ
については、悲しくなってしまう。

芸術家の優しさだけは、
ずっと変わらない。
あー

あー